行 持 下 「 古聖の做処 」
- 2021/01/26
- 02:41

正法眼蔵 行 持 下「 古聖の做処 」你 nanzi 見ずや達磨西来 sei-rai して少室山 syo-situ-zan の下に到り面壁九年す ( 知ってのとおり ( 達磨大師が西から来られ ( 少室山の下に到り ( 壁に向かって九年 ( 坐禅をなされました二祖、雪に立ち臂 hizi を断つに至って謂 ii つ可し、艱辛 man-sin を受くと ( 二祖慧可大師は ( 達磨大師の法を求めて ( 雪の中に立ち ( 自分の臂を断ちました ( これ...
行 持 下 「 東喝西棒 」
- 2021/01/25
- 12:32

正法眼蔵 行 持 下「 東喝西棒 」豈 ani 更に去って陞堂 sin-do 入室し拈槌 nen-tui 竪払 jyu-hotu し東喝 to-katu 西棒 sei-bo して眉を張り目を怒らし癇病 kan-byo の発するが如くに相 ai 似たるべけんや ( どうして高いところから ( 大声を出したり ( 棒を振り上げたりして ( 癇癪をふりまいて ( それでどうなるものでしょう唯 tada 上座 zyo-za を屈沈 ku-tin するのみにあらず況 iwan や亦 ma た先聖に辜...
行 持 下 「 便りを著けず 」
- 2021/01/24
- 08:47

正法眼蔵 行 持 下「 便りを著けず 」山僧 san-so 、今日諸人の面前に向かって家門を説く、已 sude に是れ便りを著 tu けず ( 私 ( 道元禅師 )は、今日 ( 先人達がどのように ( 修行されたかを述べました ( しかしこれも余計なことと言えます ( 時間も空間も ( 広大無辺に見えます ( でも実は ( 内に閉じた一つの玉 ( 一つの宝鏡だとします ( 世界の端ては ( 宇宙の彼方ではなく ( こ...
行 持 下 「 寂 爾 」
- 2021/01/22
- 11:53

正法眼蔵 行 持 下「 寂 爾 」音塵寂爾 onzin-zyakuni として消息宛然 en-nen たり一味蕭条 syo-zyo として趣向すべき無し ( 静かに坐し ( 気を身体の端まで射る ( 皮膚裏を結界として ( 手の指先、足の指先まで射る ( 世界の端てを遠方とせず ( 身体の皮膚裏とすれば ( 身体は内へ宝鏡となり ( 身体は寂円相となります....
行 持 下 「 玉階苔蘚 」
- 2021/01/21
- 09:01

正法眼蔵 行 持 下「 玉階苔蘚 」玉階苔蘚 tai-sen の紋 mon を鋪 si き人面煙霞 en-ka の色を帯 o ぶ ( 人跡未踏の深山 ( その緑陰、苔面が佇んでいます ( 百年天空を見て来た ( 千年の天空が ( そのおもてを育んで来た....