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記事一覧

行 持  下  「 希代 ki-dai 」

正法眼蔵 行 持  下 「 希代 ki-dai 」上表三返 zyo-hyo san-ben希代 ki-dai の例なりいま澆季 gyo-ki にはもとめて帝者にまみえんとねがふあり ( 四祖大醫 dai-i 禅師は ( 皇帝の招きを三度 ( 書をもって断ります ( これはとても希なことです ( 皇帝に会ってみたい ( そのような思いは、あさはかな事です ( 四祖大醫 dai-i 禅師は ( 常に「 皇帝 」 にまみえておられた ( そのような表現も出来ま...

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行 持  下  「 引頸就刃 inkei-syuzin 」

正法眼蔵 行 持  下 「 引頸就刃 inkei-syuzin 」人主 nin-syu としては身命ををしまず引頸就刃 inkei-syuzin して身命ををしまざる人物をもなほ歎慕 tan-bo するなりこれいたづらなるにあらず光陰ををしみ、行持を専一にするなり ( 太宗皇帝は中国において ( 稀代の名君です、それゆえ ( 神妙に己の首を差し出せる人物が ( どのような人であるかを理解します ( しかし、禅師は ( 無用の争い事をしたわけでな...

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行 持  下  「 行持はありける 」

正法眼蔵 行 持  下 「 行持はありける 」太宗 tai-so は有義 yu-gi の国主なり相見 syo-ken のものうかるべきにあらざれどもかくのごとく先達 sen-datu の行持はありけると、参学すべきなり ( 唐の太宗皇帝は ( 文武に優れた名君です ( 面談を避ける理由はありません ( しかし、日々の責任を先とします ( 千年に一度、巡り会うこの身体で ( 釈尊から達磨大師へ続いてきた ( 面壁坐禅、「 救迷情 」 の実...

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行 持  下  「 千歳の一遇 」

正法眼蔵 行 持  下 「 千歳の一遇 」しかあればすなはち四祖禅師は身命 sin-myo を身命とせず王臣 o-sin に親近 sin-gonせざらんと行持せる行持これ千歳 sen-zai の一遇 iti-gu なり ( このように ( 四祖 大医道信禅師が ( 命を脅されても ( 王族諸侯と交流しなかったのは ( 千年に一度しか ( 巡り会えないこの身体で ( 今何をするのか? ( 初祖達磨大師の第一命題 ( 「 救迷情 」 の実際 ( 釈...

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行 持  下  「 神色儼然 」

正法眼蔵 行 持  下 「 神色儼然 」貞観 zyo-gan癸卯 mizuno-to の歳太宗 tai-so師の道味 do-mi を嚮 to-to び風彩 fu-sai を瞻 mi んと欲して赴京 fu-kyo を詔 syo す ( 唐の貞観十七年 [643年] ( 時の太宗皇帝は ( 大医禅師の威風を聞き及び ( 実物に会ってみたい衝動にかられ ( 都へ来るよう招聘します師、上表遜謝 zyohyo-sonsyaすること前後三返なり竟 tui に疾 situ を以て辞す ( 大医禅師は書をもって...

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行 持  下  「 摂心無寐 」

正法眼蔵 行 持  下 「 摂心無寐 」第三十一祖 大医禅師は十四歳のそのかみ三祖大師をみしより服労九載 hukuro-kusai なりすでに仏祖の祖風を嗣続 zi-zoku するより摂心無寐 sesin-mubi にして脅不至席 kyohu-siseki なること僅 wazukani 六十年なり化 ke 、怨親 on-sin にかうぶらしめ、徳、人天にあまねし真丹 sin-tan の第四祖なり ( 釈尊から三十一代 ( 達磨大師から第四祖 ( 大医道信禅師は十四歳の時 ( 三祖...

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行 持  下  「 人天を利潤せしむる 」

正法眼蔵 行 持  下 「 人天を利潤せしむる 」いま青原 sei-gen の一派の天下に流通 ru-zu すること人天を利潤せしむることは石頭大力の行持堅固のしかあらしむるなりいまの雲門 un-mon 法眼 ho-gen のあきらむるところあるみな石頭大師の法孫なり ( 青原行思禅師がなされた行い ( これが今、多くの人々を導きます ( こうなりえたのは ( その法を継いだ石頭禅師が ( その実物見本を ( 堅固に示して下さったお...

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行 持  下  「 石 上 」

正法眼蔵 行 持  下 「 石 上 」石頭大師は草庵を大石にむすびて石上に坐禅す昼夜にねぶらず、坐せざるときなし衆務を虧闕 ki-ketu せずといえども十二時の坐禅かならずつとめきたれり ( 石頭希遷禅師 は (  [ 700-790 唐代 ] ( 大きな石の上に草庵を結びます ( 石の上で、坐禅をするためです ( そして、身体を ( 坐禅の十字架で貫きます ( 集団生活の責務は果たし ( 自由に委ねられた時間は ( ...

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行 持  下  「 精藍を草創せず 」

正法眼蔵 行 持  下 「 精藍を草創せず 」おほよそ初祖、二祖かつて精藍 syo-ran を草創せず薙草 ti-so の繁務 han-mu なしおよび三祖、四祖もまたかくのごとし五祖、六祖の寺院を自草 zi-so せず青原 sei-gen 、南嶽 nan-gaku もまたかくのごとし ( 初祖達磨大師や ( 二祖慧可大師は ( 目に見えるお寺を ( 創ったわけではありません ( 三祖僧璨 so-san 大師 ( 四祖大醫 dai-i 禅師 ( 五祖大満 dai-man 禅...

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行 持  下  「 祖仏として 」

正法眼蔵 行 持  下 「 祖仏として 」これすなはち行持なりこの行持の功 ko は祖仏として行持するわれ、ありしなり ( 臂を断つ勢いの一刀 ( 太刀筋 tati-suzi は ( 坐禅の姿勢、身で切る十字 ( 太刀先 tati-saki は ( 腰腹中央、身体の中心 ( モヤモヤ心魂は ( この身に住してる ( 引導成仏の一刀、その軌道が ( この身の中なのはそのためです ( 敵は本能寺にあり、寝所急襲 ( モヤモヤ心魂に...

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プロフィール

佐々木 正巳

Author:佐々木 正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催




かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」




宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )


読み上げ( read aloud ) はこちらでした。
https://www.youtube.com/channel/・・・・








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