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記事一覧

起こさないよう、やさしくじっと

正法眼蔵 行持 ( 102 )頭の上に、小鳥がとまってなさるすやすやお昼寝なさってる起こさないよう、やさしくじっとしてようこれは相手にしてる事ですがそれも勝手なイメージですが息は長く、やさしくなっちゃう表情もどこか微笑んでくるイメージは架空ですが身体は明らかに変化しちゃう心魂もやさしくなってくる息は長く、やさしくて表情もどこか微笑んでるこれって万人が目指す「 お金持ち喧嘩せず 」 な超富裕層の...

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その塔、いま本山にあり

正法眼蔵 行持 ( 101 )「 その塔、いま本山にあり  庫下 kuka に交割 kokatu す     」法常禅師が坐禅中頭上に置かれた塔の置物今も大梅山護聖寺の庫院に受け継がれてるこの今は、道元禅師がおられた13世紀の今で法常禅師の坐禅から400年後のレポートですそして現在の今は、道元禅師から800年後です現在の今は、法常禅師の坐禅から 1,200 年後の今です法常禅師の坐禅がどのようなものだったのか法...

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八寸の鉄塔一基を頂上におく

正法眼蔵 行持 ( 100 )師の坐禅には、八寸の鉄塔一基を頂上におく如載 nyo-sai 宝冠 hokan なりこの塔を落地却 rakuti kyaku せしめざらんと功夫 kuhu すれば、ねぶらざるなり法常禅師の坐禅八寸の鉄塔を頭の上に置かれた一寸は約3cm、24cmほどの鉄の塔これを再現検証するのはハードル高しイメージで真似てみます、すると法常禅師のもとから多くの禅僧が育ったことが頷けます鉄塔は重いので10cmほどの、ス...

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貪名 ton-myo 愛利 airi のなかに

正法眼蔵 行持 ( 99 )貪名 ton-myo 愛利 airi のなかに仏法あらましと強為 kyo-I するは、小量の愚見 guken なり「 虎や象が石を運び泥を運んで、師の塔をつくる 」これはどういう意味でしょう?遠いアフリカで、虎や象が一頭死んじゃった私達には関係ないというか、気にもとめません他の餌になるか風化してバラバラになって跡形もなくなるどっこい人間はそうならない! 俺様はそうならない! どんなもんでしょう名...

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いしをはこび、泥をはこびて師の塔をつくる

正法眼蔵 行持 ( 98 )生前には、一虎一象よのつねに給侍 kyuzi す、あひあらそはず師の円寂 enzyaku ののち虎象 kozo いしをはこび、泥をはこびて師の塔をつくるその塔、いま護聖寺 gosyozi に現存せり師の行持、むかしいまの知識とあるはおなじくほむるところなり劣慧 rete のものはほむべしとしらず頭頂に、小さな塔の置物を置いて間抜けにならぬよう坐禅をなされた法常禅師晩年、後進の指導にあたられましたが三十有...

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師の法を伝持して

正法眼蔵 行持 ( 97 )高麗 korai の迦智 kati は師の法を伝持して本国の初祖なりいま高麗の諸師は、師の遠孫 onson なり朝鮮高麗の迦智和尚は法常禅師の坐禅を学び、坐禅の法を中国から朝鮮へと坐禅を伝えられました現在、朝鮮高麗の禅僧方はみな法常禅師の遠孫です例外はあれど、輪廻転生のスパンは一千年に一度と言われていますそしてこれも例外はあれど基本男性は女性に、女性は男性に八世紀から九世紀坐禅に精進な...

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師の神足 zinsoku なり

正法眼蔵 行持 ( 96 )この因縁 innen は、人天 ninten みなしれるところなり天龍 ten-ryu は、師の神足 zinsoku なり俱胝 gu-tei は師の法孫なり馬祖道一禅師のもとで坐禅を学ばれ師を離れ、一人深山に入り三十有余年、静かに坐を組まれた法常禅師そして天龍禅師は、この法常禅師から坐禅を学んでいます俱胝 和尚は、この流れから坐禅を学ばれた方です八世紀から九世紀日本史では奈良平安時代電気ガス水道、車も電話も...

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梅子熟也

正法眼蔵 行持 ( 95 )師いはく「 我祗管 gasikan 即心是仏 」この道をもちて馬祖に挙似 kozi す馬祖いはく「 梅子熟也 」お品書きの名称が、どう変わろうが法常禅師は、「 私はただ 即心是仏 」では、こうだったらどうでしょうお品書きの名称が、非心非仏にかわりました法常禅師は、「 はいそうですか、では私はただ非心非仏 」法常禅師にとってお品書きの名称はどうでもよかったライスカレーでもカレーライ...

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我祗管 gasikan 即心是仏

正法眼蔵 行持 ( 94 )あるとき、馬祖 baso ことさら僧をつかはしてとはしむ「和尚そのかみ馬祖を参見 sanken せしに得何 tokuga 道理、便住 binzyu 此山 sizan なる 」師いはく「 馬祖われにむかひていふ、即心是仏 すなはちこの山に住す 」僧いはく「 近日 kinzitu 仏法また別なり 」師いはく「 作麽生 somosan 別なる 」僧いはく「 馬祖いはく、非心非仏 hisin-hibutu とあり 」師いは...

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枯木 koboku 、寒林に倚 yo る

正法眼蔵 行持 ( 93 )つひに僧に命じて師を請 syo するに出山せず偈 ge をつくりて答するにいはく「 摧残 saizan せる枯木 koboku 、寒林に倚 yo る幾度 ikutabi か春に逢うて心を変ぜず樵客 syo-kaku 、之 kore に遇うて猶 nao 顧 kaeri みず郢人 ei-zin 、那 nan ぞ苦 nengoroni 追尋 tuizin することを得ん 」つひにおもむかず法常禅師に山を下りて来るよう斉安国師は使いを送りますしかし法常禅師は、山を下りる気...

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プロフィール

正法眼蔵 

Author:正法眼蔵 
「 国見坐禅会 」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)


宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )

090-7325-5711 佐々木正巳 まで

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