正法眼蔵 行 持 下
「 目前の、いまのごとく 」
かくのごとく
行持しきたれりし
道得を見聞す
身をやすくして
きくべきにあらざれども
行持の勤労すべき
報謝をしらざれば
たやすくきくといふとも
こころあらん晩学
いかでかそのかみの
潙山を目前の
いまのごとくおもひやりて
あはれまざらん

( 潙山禅師が
( 坐の十字架を厳しい場所で
( 建てられたと言う事を
( 私達は知ることが出来ます
( 身を正して聞くだけでなく
( 潙山禅師が今
( 目の前で坐しておられると感じ
( 同じく自分も共に坐せば
( 400年を経ても
( 私達はその姿から
( 大きな感動を得る事が出来ます
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