行 持 下 「 攀縁 han-en 断絶 」
- 2021/01/01
- 08:34

正法眼蔵 行 持 下
「 攀縁 han-en 断絶 」
あるとき
衆にしめすにいわく
「 それ出家は塵労 zin-ro を厭 itoi ひ
生死を脱せんことを求めんが為なり
心を休め念をやめて攀縁 han-en を断絶す
故に出家と名づく
豈 a-ni 等閑 nao-zari の利養を以て
平生 hei-zei を埋没すべけんや 」
( 芙蓉道楷禅師 1042 ~ 1118 は
( ある時、修行僧へ述べられます
( そもそも出家とは、錯綜を脱し
( 不生不死を明らめ
( 不生不死を生死身体へ
( 反映現成せしめるためのものです
( それゆえ心を休め念をやめて
( 諸縁を断って
( 不生不死に耳を傾け
( 不生不死を身に満たすのです
( その出家が、利に気をとられて
( いいわけがありません
( 不生不死の平生を
( 不明埋没させてしまうからです
.