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行 持  下  「 心を死了せん 」




正法眼蔵 行 持  下
 「 心を死了せん 」

你 nanzi 見ずや
隠山 in-zan 死に至るまで
肯 ae て人を見ず
趙州 zyo-syu 死に至るまで
肯て人に告げず

 ( 御存じでしょう
 ( 隠山禅師は
 ( 死に至るまで
 ( すすんで人に会うことは
 ( なされませんでした
 ( 趙州禅師も死に至るまで
 ( すすんで人に会話することは
 ( ありませんでした

20210110SS00003.png



匾担 hen-tan は
橡栗 syo-ritu を拾うて
食 ziki とし
大梅 dai-bai は
荷葉 ka-yo を以て衣とす
紙衣 si-e 道者は
只 tada 紙を披 ki
玄太上座は只、布を著 tu く


 ( 匾担禅師は
 ( とちの実や栗を食し
 ( 大梅禅師は、蓮の葉を衣にし
 ( 紙衣道者は、紙を着
 ( 玄太上座は、綿布を着ていました


20210110SS00004.png



石霜 seki-so は
枯木堂を置 ta てて
衆と与 tomo に坐臥 za-ga す
只、你 nanzi が心を死了せんことを要す

 ( 石霜禅師(807~888)は
 ( 枯木で僧堂を建て
 ( 修行僧と共に寝起きしました
 ( このように祖師方は皆
 ( 生活をシンプルにして
 ( 修行者が自ら
 ( 「 その心を死了せんとする 」
 ( 坐禅の環境を整えたのでした



。。。。。。20210110SS00002.png



 ( 坐禅の中には
 ( 途切れのない「 球面 」 が
 ( 形成されてると言えます
 ( 全方位、壁で囲まれてる
 ( 日々身体の中で過ごしてます
 ( これは本来の姿とも言えます
 ( 全方位、壁で囲まれています
 ( しかも、この壁は鏡です
 ( 「 その心 」 はどれもみな
 ( 好きな方向へ飛翔しますが
 ( どの心も鏡の壁に当たり
 ( 返照反射して中心へ集まります





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プロフィール

佐々木 正巳

Author:佐々木 正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催




かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」




宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )











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