正法眼蔵 行 持 下
「 道不行 」
道不行なる
帰郷なりとや行持する
帰郷にあらざるとや行持する
帰郷なにによりてか道不行なる
不行にさえらるとやせん
自己にさえらるとやせん
( ここが故郷なのに
( どこかへ帰ろうと道に迷います
( どこかへ帰ろうとして
( この身体へ帰れないのです
( どこかへ帰ろうとすれば
( この身体を故郷とする「自己」 が
( それを拒むのです

天使の羽根のよう
背中上方へ羽ばたくよう
「前鋸筋」をきかし
その上方の「天」 に
足先親指の踏ん張り
「地」 を対峙させる
何かスポーツの
構えのようですがこれで
「 天地人 」 が身体に現れます
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