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行 持  下 「 すてざるはなし 」




正法眼蔵 行 持  下
「 すてざるはなし 」


おもからざる吾我を
むさぼり愛するは
禽獣もそのおもひあり
畜生もそのこころあり
名利をすつることは
人天もまれなりとするところ
仏祖いまだすてざるはなし



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 ( 最重要とは言えない
 ( 「 有限なる自分 」
 ( それを愛することは
 ( 禽獣畜生にもあります
 ( 人間界や天上界でも
 ( 生死の対立や相対的評価から
 ( 離脱することは稀です
 ( 仏祖は面壁坐禅すなわち
 ( 静かに身体造形をすることで
 ( 身体と距離を置きます
 ( 身体と距離を置ければ
 ( 生老病死や他からの評価は
 ( 絶対性を失います

 ( 身体に造形を送り込む事で
 ( 身体の有限性と
 ( 主である 「 私 」 の永遠が分離します
 ( 有限と永遠が分離して初めて
 ( 二つは、共存出来る とも言えます




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正法眼蔵 

Author:正法眼蔵 
「 国見坐禅会 」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)


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( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )

090-7325-5711 佐々木正巳 まで

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