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谿声山色  13 「 自己のおのづから自己にてある 」




正法眼蔵 谿声山色  13
「 自己のおのづから自己にてある 」



長沙 tyo-sya 景岑 kei-sin 禅師に
ある僧とふ

「 いかにしてか
........山河大地を転じて
........自己に帰せしめん........」

師いはく

「 いかにしてか
........自己を転じて
........山河大地に帰せしめん........」

 ( ある僧が
 ( 長沙景岑禅師に尋ねます

 ( どうすれば山河大地を
 ( 我がものに出来るでしょうか

 ( 師は答えます

 ( この身を、どのようにすれば
 ( 山河大地の所有へ戻せるだろうか




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いまの道趣 do-syu は
自己のおのづから自己にてある
自己たとひ山河大地といふとも
さらに所帰 syo-ki に
罣礙 kei-ge すべきにあらず

 ( この言葉の意味はこうです
 ( 自我は、それ自体に根拠を有しています
 ( それ自体に根拠を有している
 ( それゆえ自我(自己) といいます
 ( 身体が山河大地に帰しても
 ( 失われる事はありません




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正法眼蔵 

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