FC2ブログ

記事一覧

谿声山色  22「 伝道授業の機 」



正法眼蔵 谿声山色  22

「 伝道授業の機 」


20210601SS00001.png





いま学道には、かくのごとくの
やまふのあらんとしるべきなり
たとへば、初心始学にもあれ
久修 ku-syu 錬行 ren-gyo にもあれ
伝道授業の機をうることもあり
機をえざることもあり

 ( 仏道を学ぼうとすると
 ( 色々やっかいな問題に直面します
 ( これから始めようとする人も
 ( 長く関わって来た人も
 ( 坐をもって本道とする正師に
 ( 出会い指導を受けれるか
 ( その機会に恵まれないか、とかです


慕古 mo-ko してならふ機あるべし
訕謗 sen-bo して
ならはざる魔もあらん
両頭 ryo-to ともに
愛すべからず、うらむべからず

 ( 同時代に師がいなくても
 ( 古の仏祖の行動から
 ( 学べる人もいます
 ( 理解出来ずに
 ( 指針となせない人もいます
 ( どちらが上でどちら下とか
 ( 論じても始まりません


いかにしてか
うれへなからん、うらみざらん
いはく、三毒を三毒と
しれるともがらまれなるによりて
うらみざるなり
いはんやはじめて仏道を
欣求 gon-gu せしときの
こころざしをわすれざるべし

 ( 何故、ああだこうだ
 ( 言っても無意味かです

 ( 思い感情の中に拘束され
 ( それがイコール自分になってる
 ( その思い感情が
 ( 自我を乗っ取ってる

 ( そう認識してる人は希です
 ( そう認識してない人に
 ( ああだこうだ言っても無意味です

 ( まして初めて仏道を求めた時
 ( 私達に、ああだこうだは
 ( なかったはずです






.

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐々木 正巳

Author:佐々木 正巳
-----------------------------------


「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催




かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」




宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



----------------------------------

文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )











.

最新記事

カテゴリ