行 持 「 恩愛諸縁 」
- 2020/08/20
- 19:41
行 持 「 恩愛諸縁 」
仏祖も恩愛なきにあらず
しかあれどもなげすてきたる
仏祖も諸縁なきにあらず
しかあれどもなげすてきたる。
( 仏祖も恩愛を感じていました
( しかし、からまることはありません
( 仏祖も様々な諸縁を感じていました
( しかし、からまることはありません

たとひをしむとも
自他の因縁をしまるべきに
あらざるがゆゑに
われもし恩愛をなげすてずば
恩愛かへりて
われをなげすつべき
云為 uni あるなり
( たとえ自他の因縁を恩愛しても
( それを留める手だてはありません
( 自分が恩愛で止まろうとしても
( 恩愛がかえってコチラを捨ててゆく
( という事もあるのです

恩愛をあはれむべくは
恩愛をあはれむべし
恩愛をあはれむといふは
恩愛をなげすつるなり
( 恩愛を大事にするならのなら
( 恩愛を大事に、です
( 恩愛を大事にするとは
( 恩愛を留めないことなのです

( 出来たものが
( 飛ぶように売れて行く
( 生産過剰・在庫過剰って
( 何ですか ・・・
( こんなご商売は楽しそうです
( 祖師方の諸縁恩愛
( これも雲が湧きおこるように
( どんどん生産されますが
( 威儀身中へ、どんどん売れてゆきます
( 身の十字中心には
( 素晴らしい消費力があります
( こんなに売れていいんですか

( 祖師方の 「 なげすつるなり 」
( に、だまされてはいけません
( 祖師方の それは
( 商売ビジネスの究極形です
( どんなに商品を供給しても
( 何事もなかったように
( それを消費してくれる消費地
( 祖師方はそれを
( 身中に形成されています

( 坐禅しても
( 身に十字を切っても
( 「 別になんて事ない 」
( これって、在庫がない
( 売れ残ってない、って事の
( 身体感覚に他なりません
( 商売としてはベストな状態と言えます

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