行 持 「 附 法 」
- 2020/09/15
- 08:45
正法眼蔵 行 持 下
「 附 法 」
初祖は
釈尊第二十八世の附法なり
道にありてより
このかたいよいよおもし
かくのごとくなる大聖至尊
なほ師勅によりて
身命をおしまざるは
伝法のためなり、求生のためなり
( 達磨大師は
( 釈尊から二十八代目にあたり
( 仏道にとって重要な人となりました
( このような聖人が
( 師の命に従い中国へ渡ったのは
( 法を伝え、人々を救うためでした

( コンパスで円を描きます
( 円を先に考えると
( コンパスの動きや角度(姿)は
( 円により規定されてる、とも言えます

( 身体を十字架にかける
( まるで幾何学のシミュレーションのよう
( この坐禅の行
( 大昔に誰かが恣意的につくった
( そうも考えられます
( しかし釈尊以来何代にも渡り
( この法が受け継がれて来たわけは
( コンパスの動きや角度(姿)は
( 円により規定されており
( その動きや角度(姿)は
( 必ず同じものになる、坐禅の姿も
( それと同じ方程式になってる
( そう考えますと、辻褄が合います

( ここに私がいます
( 私は六本の座標軸に貫かれます
( 私は世界の中心に
( 位置したことになります
( 六本の座標軸を土星の距離まで
( 伸ばすことが出来ます
( 中心から球面まで土星の距離の
( 一個の球体がイメージ出来ます


( これは中学生でも出来る
( 幾何学の遊びです
( しかし、このお遊びが何故出来るのでしょう
( 自分を座標系の中心に置いたからです

( 土星の距離までの
( 巨大な球面が私を取り巻いています
( その中心に
( ちっぽけな私が佇んでいます
( これをリアルにイメージすると
( がっかりして、意気消沈するでしょうか
( 逆です、とても勇気づけられます
( このリアルなイメージは
( なにゆえに体験出来るのでしょう
( 自分を座標系の中心に置いたからです
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