わが明主をいとはざる
- 2021/11/04
- 05:19
菩提薩埵四摂法 45
bodai-sa-ta-si-syo-bo

むかしすなほなりしときは
国に賞罰なかりき
かのときの賞罰は
いまとひとしからざればなり
( 人々が正直であった時代
( 国に賞罰はありませんでした
( 当時の賞罰は、今とは違います
いまも賞をまたずして
道をもとむる人もあるべきなり
愚夫の思慮のおよぶべきにあらず
( 今日も褒賞に関係なく
( 道を求める人があるべきです
( 愚かな人には理解出来ないことですが
明主はあきらかなるがゆゑに
人をいとはず
人かならず国をなし
明主をもとむるこころあれども
明主の明主たる道理を
ことごとくしることまれなるゆゑに
明主にいとはれずとのみ
よろこぶといへども
わが明主をいとはざるとしらず
( 明主は賢明ゆえ、人を拒みません
( 人は必ず国をつくり
( 明主を求める心がありますが
( 明主が明主であることの道理を
( すべての人が、知ってるとは限りません
( 明主に嫌われてないことを喜び
( 自分の方も明主を嫌わないようにする
( と言う道理を知りません
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