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難し





正法眼蔵 出家功徳    ( 8 )

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又問う、[ 出家には、何等の難きことか有る ]
答へて曰く、「 出家は、内楽を難しと為す ]
[ 既に内楽を得ば、復次に何者をか難しと為す ]
[ 諸の善法を修すること難し
  是を以ての故に、応に出家すべし 」

 ( 又問います
 ( 真の出家の、どこが難しいのですか 
 ( 舎利弗が、答えます
 ( 出家とは、身から出る事で
    身は捨て置かれて初めて、安らげるのです
    身に絡む習慣を、脱する事が難しいのです 
 ( さらに続けて問います
 ( 身を捨て置いて
    穏やかに、坐せるようになったら
    次に難しいのは何ですか  
 ( 舎利弗は答えます
 ( 坐を離れても、いつも身体にからまない
    これは、難しいことです
    以上のように、真の出家
    身を捨て置く、身から離れるのは難しいのです
    それ故、する意味があるのです   

復次に、若し人
出家する時、魔王驚愁して言く
「 此の人 諸の結使 ke-si 薄らぎなん
  必ず涅槃 ne-han を得て、僧宝の数中に堕すべし 」

 ( また次に
 ( 人が出家する時、身体に絡まなくなる時
 ( 魔王は、取り憑く所を失くし
 ( 驚き愁え、こう述べます
 ( この人は、束縛が薄く
    その身から離れることが出来る
    必ずや涅槃を得て
    すぐれた僧の仲間に入るだろう  






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プロフィール

佐々木 正巳

Author:佐々木 正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催




かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」




宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )











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