正法眼蔵 行持 ( 83 )
入之 nyu-si 一叢林 iti-sorin なり
出之 syu-si 一叢林なり
鳥路 tyo-ro 一叢林なり
徧界 hen-kai 一叢林なり

多くの修行僧が何も語らず、坐禅堂にお坐りになられてる
静かな森林に立ち並ぶ古木のようです
「 ここにおられる方々は唖ですか 」
こう問えるのは、その方が
身体の中や身体の外におられる時です
しかし目の前におられる修行僧は
身体の中にも身体の外にもおられません
瞬間瞬間坐相という形を整えています
形を整えることで
身体の中と身体の外との境に立っています
内と外が触れ合うところ
そこは内でもなく外でもありません
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