正法眼蔵 行持 ( 96 )
この因縁 innen は、人天 ninten みなしれるところなり
天龍 ten-ryu は、師の神足 zinsoku なり
俱胝 gu-tei は師の法孫なり

馬祖道一禅師のもとで坐禅を学ばれ
師を離れ、一人深山に入り
三十有余年、静かに坐を組まれた法常禅師
そして天龍禅師は、この法常禅師から坐禅を学んでいます
俱胝 和尚は、この流れから坐禅を学ばれた方です
八世紀から九世紀
日本史では奈良平安時代
電気ガス水道、車も電話もない時代
ほぼ動物のたくましさで生きてた時代
しかし、内面世界は
現代人と同じように、貴重であるはずの言葉が
逆に現実を覆い隠してしまう
そんな状況が既に始まっていた
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