行 持 下 「 精藍を草創せず 」
- 2020/11/18
- 06:30
正法眼蔵 行 持 下
「 精藍を草創せず 」
おほよそ初祖、二祖
かつて精藍 syo-ran を草創せず
薙草 ti-so の繁務 han-mu なし
および三祖、四祖も
またかくのごとし
五祖、六祖の寺院を自草 zi-so せず
青原 sei-gen 、南嶽 nan-gaku も
またかくのごとし
( 初祖達磨大師や
( 二祖慧可大師は
( 目に見えるお寺を
( 創ったわけではありません
( 三祖僧璨 so-san 大師
( 四祖大醫 dai-i 禅師
( 五祖大満 dai-man 禅師
( 六祖慧能 e-no 禅師
( そして、青原行思、南嶽懐譲禅師
( 皆様がなされた事は
( 坐禅の十字架で
( モヤモヤの迷情に引導を渡す
( この Simpleな行いです

( 千年を超えて
( 影響力を行使する迷情
( 個人的なもの民族的なもの
( 時代的なもの、様々な業が
( この迷情をハイブリッドに構成します
( これに引導を渡そうと言うのです

( 達磨大師の面壁坐禅
( 二祖慧可大師の
( 「 慧可断臂 eka-danpi 」 の気合い
( 祖師方のこの行いもまた
( 現実になされたが故に
( 千年を超えて
( 独自の生を保持なされています
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