正法眼蔵 行 持 下
「 石 上 」
石頭大師は
草庵を大石にむすびて
石上に坐禅す
昼夜にねぶらず、坐せざるときなし
衆務を虧闕 ki-ketu せずといえども
十二時の坐禅かならずつとめきたれり

( 石頭希遷禅師 は
( [ 700-790 唐代 ]
( 大きな石の上に草庵を結びます
( 石の上で、坐禅をするためです
( そして、身体を
( 坐禅の十字架で貫きます
( 集団生活の責務は果たし
( 自由に委ねられた時間は
( すべて石上にありました
( 呪縛されし迷情が必要とする
( 成仏解放のための
( 「 慧可断臂 eka-danpi 」 の一刀
( それを送り届ける事を、責務とされたのです
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