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竹にあたりて声をなす



正法眼蔵 行持 ( 175 )


これをかなしみて、書籍を火にやきて
行粥飯僧となりて、年月を経歴しき
のちに武当山にいりて、大証の旧跡をたづねて
結草為庵し、放下幽棲 yusei す
一日わづかに道路を併浄 heizyo するに
礫 kawara のほとばしりて
竹にあたりて声をなすによりて
忽然 kotunen として悟道す





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「 生まれる前は、どんなでしたか ? 」

大潙 dai-I 禅師にこう問われ
香厳 kyogen 禅師は
答えることが出来なかった


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点(ゼロ次元)が真っすぐ伸びると、線(1次元)になり

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線(1次元)が、自分に直角なものと出会うと、円(面・2次元)になり


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円(2次元)が、自分に直角なものと出会うと、球(立方体・3次元)になる


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次元は、直角に交差してる
(相反するものが出合い、新しいものが生まれてる)

両足を垂直に置く意味が、これに関連してるかも知れません


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直線とは、無限の大きさ直径を持った円である
そしてこの直線は右と左が繋がってる



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次元(1次元)の両端が繋がると(相反するものが出合うと)
次元が、一つ上がる(面・2次元)、とも言えます



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時間(4次元)は、どうでしょう ?
時間の両端を繋げると、5次元になるはずです


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原初と最終が繋がってる ???
イメージしづらい表象ですが
時間を表象するには、時間(4次元)の
ひとつ上の次元にいなくちゃなりません


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香厳 kyogen 禅師は
箒で飛ばされた小石の音を聞きます
音の本質は、「 時間 」 の中にあります




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香厳 kyogen 禅師は
「 時間 」 を自己の円相の中に聴きます
一方向に流れる(→1次元)ものでなく
両端が繋がってる時間 (5次元から見た時間) です
相反するものが出合い、新しいものが生まれてます


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生老病死と聞くと、気が重たくなります
死病老生と聞くと、わけが分からなくなります


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過去・今・先、と言う流れがあり
真逆な
先から来て、今・過去と流れる時間があり
二つの時間が、今ここで出会ってる


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時間においても、今ここで
相反するものが出合うと、新しいものが生まれ出ます

まづは、4次元(時間)世界を乗り越えよう
未知なる、5次元(感情)世界
そして、6次元世界(自我意識) の予感へ至る
これが次の道標でしょうか













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正法眼蔵 

Author:正法眼蔵 
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090-7325-5711 佐々木正巳 まで

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