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「 胸 」 の意味



呼吸の方向性 ( 1 )



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本日は、水野南北さん☆の
「 胸 」 に関する所見、そのご紹介です

☆江戸中期、観相学の大家
( 観相学 : 人体のつくりからその人の性格運勢を観る )  

禅や武道あるいはヨガのような各種メソッド
呼吸に関する指導を耳にすることがあります

ここでは、どう呼吸するかではなく
呼吸を司る胸部には
本来どんな意味がかくされているか ? 
その探求の、一助になるのではと存じます


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



胸は心の宮であり、また、六根が遊会する場所である
ゆえに心の貴賤を観る


胸が広く、豊かな者は心が豊かで思慮深い
また、神氣が強い


胸が狭い者は心が浅く
せっかちである


胸の肉が薄く骨が現れる者は病弱で
物事に滞りが多い
また、根気が薄い 老人は考慮に入れない


鳩尾(みぞおち)が高く締まりがある者は
心がイラつく事が多い
また、時々気分が塞がる事があり
根気も薄い

だが、骨組が強く、その身体が丈夫な者や
相撲取りの類は鳩尾が高くとも考慮に入れない
よく考えなさい


鳩尾のシコリが柔らかくなるにしたがって
自然に心が豊かになる
ゆえに、気分も自然に開けるようになり
気分が開けるにしたがって運も自然に開ける


鳩尾が高い者は度量が狭い
鳩尾が柔らかくなるにしたがって度量が広くなり
度量が広くなるにしたがって
運が自然に巡るようになる
ゆえに、鳩尾が堅い間は運が開けない
しかし、全ては自分にあるという事をよく考えなさい
口伝は無い








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