行 持 下 「 既在塔時の行持 」
- 2020/12/05
- 10:43
正法眼蔵 行 持 下
「 既在塔時の行持 」
いま四祖には
未入塔時の行持あり
既在塔時の行持あるなり
生者かならず滅ありと
見聞するは小見なり
滅者は無思覚と
知見せるは小聞なり
( 四祖・大医道信禅師
( 安坐して逝 sei す
( 七十二歳でした
( そして、坐禅のお姿のまま
( 墓塔に安置されます
( その身体は
( もう生きてはいません
( しかし、四祖・大医道信禅師は
( さらに、その身体に働きかけます

( 生前も滅後も
( 四祖・大医道信禅師は
( 同じことをなされてた
( 身体の外から
( 造形「 坐禅 」 のラインを送り込みます
( 精神・自我は
( 身体の外にあります
( 精神・自我は
( 造形「 坐禅 」 の中へ己を投影します
( 身体の中で感じる精神・自我意識は
( 精神・自我そのものではなく
( その閉じた内側へ反射した
( 精神・自我の鏡像です
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