平生に山をいでざりけるといふ
- 2023/07/20
- 10:47
正法眼蔵 行持 （ １７６ ）
のちに香厳 kyo-gen 寺に住して
一盂itiu 一衲 itino を平生に不換 hukan なり
奇巌 kigan 清泉 seisen をしめて
一生偃息 ensoku の幽棲 yusei とせり
行跡おほく本山にのこれり
平生に山をいでざりけるといふ
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九世紀・唐の時代
どのような方も、簡素な生活なされてた
と思うのですが、香厳 kyogen 禅師は
その中でも簡素な生活送られたと
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静かに坐して時を歩む
これが生活のメインなら
生活は整理整頓されてシンプルなのは、当然です
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仏教・禅・坐禅、あるいは瞑想とか悟り
このような概念から離れ、単純に
「 静かに坐して時を歩む 」
これを生活のメインにしてみようか
悪くないアイデアです
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香厳 kyogen 禅師は
箒で飛ばされた小石の音を聞きます
一撃一音で、使い切れない富を得られます
その後、簡素な生活が送れるようになったことが
それを証しています
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使い切れない富を得る
企業人と、香厳禅師では
そのアプローチが、全然違います
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香厳禅師が得た、富の明細
キャッシュ・株・債権・土地建物・ビジネスの権益
このように細分化して、税務調査で追えません
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盗人盗賊
あるいは特殊詐欺の精鋭
香厳禅師が得た、富の明細
これが不明ゆえ、近づく能わずです
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香厳禅師が得た、富の明細
これが不明ゆえ、「 悟り 」 として
棚上げせざるをえなかったと言えます
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「 香厳撃竹大悟 」
香厳 kyogen 禅師は
箒で飛ばされた小石の音を聞かれた
悟りをえられた
以上でおしまいです
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香厳 kyogen 禅師の富の明細です
二つを仮定してみます
A. 富を得たから、静かに坐していられた
B. 静かに坐していることが、富の源泉だった
B. に進みます
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３６５日、仕事をしない
孫さん
豊田会長
それはないでしょう、と察せられます
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自動車メーカーの仕事の進め方
（それは膨大多岐に渡るでしょうが）
投資会社の進め方
（それも深く広い分野に関わってるでしょうか）
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香厳 kyogen 禅師の富も、企業人と同じく
仕事をすることで生まれたとします
すると 「 静かに坐す 」 この中に
膨大多岐にわたる仕事の詳細が含まれていた
こう仮定できないないでしょうか
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静かに佇む 「 こけしさん 」 とは
違うイメージです
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